対馬のヒトツバタゴ

対馬の最北端の鰐浦では四月の下旬から五月の上旬にかけて自生するヒトツバタゴというお花が港を囲むように咲き誇ります。時期すでに遅しかと不安を抱きつつも、5月10日に対馬初上陸を果たしました。

世界地図を上下逆さに日本列島を見るといつも脳が活性化します。位置を再確認すると…大陸から日本にスキップで渡るなら、ここからおいでなさいと誘導してくれている飛び石の1個目は対馬そして壱岐です。言わずと知れた歴史の宝庫であり、この島を幾千のドラマが繰り広げられたか思うとワクワクします。地名を聞いただけで興味深く、文化、神話、風習が豊かで独特なのが対馬の魅力なんですねええ。ユーラシア大陸へと続く壮大なロマンを感じます。

さて、ヒトツバタゴは(一つ葉のトネリコ)という意味だそうで、よくみるとお花が4つに割れながらも一続きになっています。満開になると木がフワフワで真っ白に、そして羽子板の羽根のような形状の花びらがクルクルと回転して落ちる様子はそれはそれは美しのだそうです。見たかったああ〜。

花が少し散り葉っぱの緑が色濃くなって、夏の気配を感じる日差しです。

百以上の無人島とリアス式海岸で囲まれた対馬は、その地形が海賊の隠れ家にぴったりだったそうです。烏帽子岳から360度島の様子を見渡した時、それをこの目で確認することとなりました。この島は物語の宝庫 ! 間違い無いわね。たった2泊の対馬旅でしたが、全く時間が足りず、機会があれば是非この島に戻ってきたいと思いました。

個展は2020年の4月に開催する予定。それまでに花の作品作りは続きます。「ヒトツバタゴ」の作品、早速着手であります!
まず、あーでもない、こーでもないと下絵を描きます。

一番見頃の季節を想像し、白いフワフワなヒトツバタゴになればいいのだけれど。

来年4月に皆様にご覧いただくのを楽しみに、精力的に製作してまいります!